精神科と心療内科の違いについて
「精神科」と「心療内科」どちらも心の病を主に診る診療科ですが、どのような違いあるのか詳しく見てみましょう。
◇ 精神科とは?
「精神科」は「精神神経科」とも呼ばれていて、主に統合失調症や中度以上のうつ病、躁うつ病、パニック障害等の心の病気そのものを治療します。
たとえば、不眠や幻覚・幻聴・イライラ・妄想等の症状が表れたり、薬物やアルコール依存症も精神科の分野になります。
症状で言えば「周りの人が自分の悪口を言っていると感じる」「不安感が強い」「気分が高揚している時と落ち込んだ時の差が激しい」等の症状は精神科の受診をおすすめします。
◇ 心療内科とは?
「心療内科」とは心理的な要因から不眠やめまい、頭痛・吐き気・腹痛等のいわゆる「心身症」の症状や軽度のうつ病やパニック障害等を治療する診療科です。
身体の不調を訴えて専門科を受診したのに、検査をしても異常が認められない・病名が特定できない場合に受診されるケースが多く見られます。
「精神科」は心の病そのものを治療しますが、一方で「心療内科」は心の病からくる体の不調を治療する診療科とです。
心療内科では抗うつ剤や抗不安剤等を服用する薬物治療やカウンセリング等で心理的な問題を解決する精神療養を用いて治療をおこないます。
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2022.10.20