精神科訪問看護の仕事は一般の訪問看護の仕事と違う部分はある?
精神科訪問看護サービスを行っているカラサナです。
訪問看護経験者から弊社のお仕事についてお問い合わせをいただくことが多いです。
その中で多い質問が、一般の訪問看護サービスとの違いについて。
やはり対象となる方が精神疾患を抱えている方になりますので、そういったメンタル的サポート、ケアに尽力しているところが大きな違いかと思います。
例えば知的障害や発達障害、アルコール依存症、薬物依存症などの方もいらっしゃいます。
中には、当たり前のように話しかけた内容すら理解が進んでいないケースもあります。
そういった時にどう対処すべきかという部分をあらかじめ知っておく必要があるでしょう。
例えばお食事。
一般的な訪問看護サービスなど朝8時になったらお食事を取りましょう、お昼の12時になったからお昼ご飯にしましょうなどと介助することが多いはずです。
しかし精神疾患を抱えている方に対しては、まずは食欲があるのか、現在の体調はどうなのかという部分から確認していきます。
そして食欲が多少なりともあったとしても、メニューの中に嫌いなものがあるかもしれません。
いきなり食べさせるのではなく、食べたいものを質問したり、前向きな気持ちを尊重して食事介助を行っていきます。
もし食欲がない、食べる気がしないという時には、毎回同じ時間に食事をとることを強制してはいけません。
その場合は本を読んだり、違ったことして気持ち的に変化が生まれたり、お腹がすいてきたタイミングで食事をとることも一つの手段です。
2022.03.18